ボルディゲラの庭で、砂漠の植物「ダシリリオン・ウィーレリ」が開花しました。
国内での開花はきわめて希少で、めったに見ることができません。
この貴重なお花をぜひ、ご覧ください。


今年6月中旬頃より花茎が伸びはじめ、高さ約4.5メートルまで達したあと、7月6日頃より開花が始まりました。下のほうから上に向けて咲き進んでいます。この花姿は7月下旬頃まで鑑賞できる予定です。
ダシリリオン・ウィーレリはメキシコ北部~アメリカ南西部の乾燥地帯に自生するアガベ(リュウゼツラン)に似た多年草。灰青色の長い葉は、縁に細かなとげがあり、株の中心から放射状に優雅に広がります。数年に一度、株が成熟すると中心から高さ4~5メートルの棒状の花茎を伸ばし、何千もの小さな花を穂状に咲かせます。雄株はクリーム色、雌株は紫がかったピンク色の花をつけ、花の色で性別を見分けることができます。(今回開花しているのはクリーム色なので雄株です。)花にはたくさんの虫たちが集まっています。
アガベとは違い開花しても枯れることはありませんが、成熟してもなかなか花をつけず、実生から開花まで15年以上かかることもあるといわれる貴重なお花です。


●開花場所 ボルディゲラの庭
●開花始まり 7月4日ごろ
●鑑賞期間 7月下旬頃まで鑑賞でき、花が終わった後も立ち姿をご覧いただけます。

↑ボルディゲラの庭では「数十年に一度」の開花といわれる「アガベ アメリカーナ(リュウゼツラン)」も花茎を伸ばしています。(開花は7月下旬~8月頃予定)